つれづれ美術手帖

アート関連のアウトプットブログです。

鎌倉時代

水墨画 中国・日本それぞれの歴史と特徴

水墨画とは 墨で表現される墨絵(すみえ)の一つ。 中国唐代に成立したとされています。 英語訳は「ink painting」または「Chinese ink painting」 まれに、Zen(禅) painting と呼ばれる事もあります。 中国での水彩画の歴史と特徴 墨一色の濃淡だけで表現…

天橋立と雪舟

こんばんは、今日は天橋立(あまのはしだてず)と雪舟について、お話しします。 天橋立は京都にある日本三景の一つです。 地形の珍しさや神仏の聖地であることから,古くは平安時代から和歌などでたびたび登場している場所でもあります。 (写真)天橋立図 …

日本の伝統色 貴族の「色」

こんばんは。 今日は昨日お話した、日本の伝統色の番外編として、日本の貴族の「色」について、お話しします。 濃紫 材 料 紫草(この材料しかなかった) 発 祥 飛鳥時代 その他 冠位十二階(603年)により濃紫が最も高貴な色とされた。聖徳太子が位により服装…

日本の伝統色について

こんばんは 今日は、日本の伝統色についてお話します。 日本には、植物や生き物など、身近なものに由来する色の名前が多くあることで知られています。日本の伝統色と言われる色は多くありますが, 中でも特徴的な日本の「色」を,5色紹介しようと思います。…

瀟湘八景

こんばんは、今日は瀟湘八景(しょうしょう はっけい)について、お話しします。 *概要*意 味 瀟湘を季節と絡ませて描いた8つの名所のこと 中国の山水画の伝統的な画題発 祥 中国 宋迪(そうてき・11世紀後半の士大夫)場 所 瀟水と湘江の合流するあたり …

仏像の顔の違い

こんばんは、今日は時代による仏像の顔の違いについて、ご紹介します。 仏像は、作られた時代により大きく表情や体格が違い、その違いを知ったうえで見ると興味深かったりします。 *飛鳥時代(538-645年)*目 :杏仁形(きょうにんぎょう・上下の瞼の弧線…

夏珪 院体画の第一人者

こんばんは、今日は院体画の第一人者、夏珪についてお話しします。 *概要* 生没年 不明時 代 鎌倉時代居住地 中国・南宋 分 類 南宋画 特 徴 みずみずしい墨筆・対角線構図技 法 院体画 夏珪は馬遠と同じく、寧宗の時代(1195〜1124年)に活躍した院体画の絵…

似絵 やまと絵の似顔絵

こんばんは、今日は似絵(にせえ)について、お話しします。 *概要*意 味 写生的,記録的な肖像画の技法分 類 やまと絵特 徴 写実性・記録性が強い・目鼻立ちは細い線を重ねて描く主 題 天皇・公家・武家・歌人など 馬や牛も描くことがある時 代 鎌倉時代…

アニミズムと擬人化

こんばんは、今日はアニミズムと擬人化についてお話します。 (アニミズムについては、別ページで話していますのでそちらをご覧下さい) *概要* ・擬人化とは…人間でないものを、人間の性質や特徴に擬えて表現する方法 ・日本の擬人化の歴史はアニミズム的思…

道釈画とその登場人物について

こんばんは、ふみです。 今回は道釈画と道釈画によく出てくる人物についてご紹介します。 *道釈画(どうしゃくが)*意 味 道釈(道教と仏教)関係の人物画時 代 日本では鎌倉・室町時代に流行人 物 出山釈迦、維摩、羅漢、観音、達磨(だるま)、寒山拾得な…

漢画と頂相について

こんばんは、ふみです。 今日は、「漢画」についてお話しします。 *概要*意 味 中国の宋・元の時代の絵画のこと 類義語 唐絵時 代 鎌倉時代以降に渡来地 域 中国 (宋・元時代)絵 師 (中国)馬遠・梁楷・夏珪・牧谿 (日本)如拙・雪舟など 流 れ 唐絵特 徴 …