長谷川等伯
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*基本情報*
生没年 1539-1610年
時 代 安土桃山から江戸時代初期
居住地 石川・京都
分 類 長谷川派
特 徴 優れた色彩感覚・斬新な構図
牧谿の影響が強い
代表作 松林図屏風
その他 障壁画と水墨画で有名
質のいい顔料が使われている
七尾(現在の石川県七尾市)の生まれ。
等伯は、最初は地方出身の町絵師というような扱いでしたが、千利休や豊臣秀吉らに重用されるなど、有力な町衆になっていき、等伯が確立した長谷川派は、のちに狩野派を脅かすほどの流派となりました。
等伯の没後は、後継者に恵まれず跡が絶えてしまったようですが、当時の京都では大きな存在であったようです。
等伯の絵は色彩感覚・構成感覚に優れ、どこか現代的な表現も感じます。
*牧谿の影響が強い*
等伯はもともと、七尾で日蓮宗関係の仏画や肖像画を描いていて、1571年(32才)頃に京都へ上洛して狩野派や牧谿、雪舟の画風を学びました。
なかでも中国の絵師 牧谿の影響が強く、特に「観音猿鶴図」は、何度も筆法をまねて描いた作品のようです。
このように等伯の水墨画では、牧谿の影響を感じる絵が多くあります。
(写真)竹林猿猴図屏風 長谷川等伯 1590年頃 相国寺蔵 重要文化財
遠目でみると、等伯のほうがふわふわな毛並みのように見えますね
*障壁画と水墨画で有名*
等伯は障壁画にも水墨画にも優れた才能を発揮しており、代表作と言われる作品を制作しています。
(写真)松林図屏風 1593-1595年頃 東京国立博物館蔵 国宝
日本水墨画の最高傑作と言われます。
この墨の使い方や筆法、構成など、、牧谿の画風も少し感じますが、どこか現代アートのような雰囲気も感じます。
(写真)祥雲寺(現智積院)障壁画 うち「楓図」 1593年頃 智積院蔵 国宝
智積院に保管されているこちらの壁画。当時京都でもなかなか使用されない良質な絵具を使って描かれていました。
なかでも「楓図」は日本障壁画の最高傑作と呼ばれています
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それでは、また明日
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投稿 2020.04.08
更新
参考