つれづれ美術手帖

アート関連のアウトプットブログです。

村上隆

こんばんは、今日は村上隆について、お話しします。

 

 *概要*

生没年 1962年〜
時 代 現代

分 類 現代アート

代表作 Flower ball など

特 徴 日本のサブカル文化を世に広めた

 

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(写真)サブカル文化のうち、村上隆が扱ったフィギュア


村上隆は、日本の現代アート作家です。

東京藝術大学院では日本画を学びましたが、卒業制作で1番にならなかったことから日本画への道を断念。
そこから現在のような現代アート作家を目指します。

 

ちなみに、日本美術院日本画家に村上裕二という人がいますが、弟だそうです。
村上裕二さんもなかなか個性的な作風です。

もし気になる方は検索してみてください。

 

 


*代表作*
有名なのは、あの「お花」ですよね。
村上隆はどこにでもありそうなお花のイラストを、ポップアートとして成立させることに成功しました。
単純な作品ほど、アートとして取り扱う事は難しいように思いますが、村上隆はそれをこなしました。今では「ニコニコした花のイラスト」といえば、村上隆の顔を思い浮かべてしまいますよね。


村上隆さんの作品は著作権の関係で、載せるのをやめておきます。
(下に作品販売のページですが、リンクを貼っておきます。)

 

 


*日本のサブカル文化をアートにした*
村上隆の作風は、現代の日本のアニメにも出てきそうなイラスト、ありそうなフィギュアなど。
村上隆は、この日本にあるアニメやオタク文化といったサブカルチャーの文化を、アートとして取り扱った人物です。


このアニメ的な作風の裏には、浮世絵や琳派など、日本の美術史に多く影響されています。
西洋画が立体的・写真的に遠近感を付けて描くのに対し、日本は昔から「平面的な描き方」をしてきました。
この、平面的な日本の文化の延長であるサブカル文化を、村上隆はアートとして、作品にしたのです。


「なぜこの作品が?」「パクリじゃん」と、少し思ってしまうような作風ですが、このような流れは海外から来たものです。


有名な現代アート作家のアンディ・ウォーホールは、アメリカのスーパーによくある缶詰をそのままイラストで描き、作品としました。
ウォーホールは、「作り出すものが自分から生み出されたものである必要があるのか」ということを言いたかったのでしょうか。

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(写真)キャンベル缶 アンディ・ウォーホール 1962年 ニューヨーク近代美術館


村上隆は、こう語っています。

マティスのような天才にはなれないがピカソウォーホール程度の芸術家の見た風景ならわかる」

 

 


いかがだったでしょうか

内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

 

それでは、また明日

 

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投稿 2020.05.04

更新 
参考
https://ec.tagboat.com/eccube_jp/html/products/list.php?author_id=160&tngs_flg=0