つれづれ美術手帖

アート関連のアウトプットブログです。

三宅一生

こんばんは。
今日は三宅一生について、お話しします。


*概要*
生 年 1938年
時 代 現代
出身地 広島
分 類 ファッションデザイナー
特 徴 「一枚の布」
    素材へのこだわり
代表作 プリーツ・プリーツ




三宅一生は広島出身のデザイナーです。
小学1年生の時に被爆。その体験から、「破壊でなく創造的で美しさや喜びをもたらすもの」をつくりたいという思いから、デザインの道に進むことに決めたようです。
広島滞在中にイサム・ノグチ平和大橋のデザインに感銘を受けたとも言われています。

三宅は、当時「デザイン」の分野の中にファッションが含まれていないことに疑問を持っていたこともあって、1965年にパリに渡り、ファッションを学びました。
当時のパリは、オートクチュールからプレタポルテに移行する時代。
実用的な衣服のデザインを学び、斬新な作品を数多く出品しました。


一枚の布

三宅のデザインコンセプトは「一枚の布」です。
理由は、衣服の原点は「一枚の布」からだから。
体に合わせて作ったヨーロッパの高級な服より、インドのサリーのような、一枚の布を身にまとう方が普遍的な姿であると三宅は考えました。
結果として三宅のデザインは「西洋」とも「東洋」とも違う、衣服の新しい形「世界服」を創造することに成功しました。

(写真)Issey Miyake East Meets West 1978年


「プリーツ・プリーズ」シリーズ
1993年に発表された、三宅の代表作。
コンパクトにたためて着る人の体型を選ばず、気持ちよく身体にフィットするというもの。
「ひとりひとりのための自由な服」という独自の発想で、働く女性が増えた時代性もあり大ヒットした作品となりました。


素材へのこだわり

三宅は「自分の意図をはっきりと表現した服を作りたい」という思いから、服の生地にもこだわりを持って手掛けています。
日本の伝統的な素材と最先端の新素材の開発は、三宅の長年テーマとして挑んでいます。


三宅が使うのは
・針金
・藁
・刺し子のような素材(柔道着のような)
・笠の柄に使われるような木(漆塗り)
・金属
など,これまで服の素材として使用されてこなかったものや,モードファッションとしては使われてこなかった素材です。
中には武士の武具のような素材まで。
これまでの固定概念にとらわれない発想で数々の奇想天外な作品を作り出しました。




いかがだったでしょうか
内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

それでは、また明日

* * * * *
投稿 2020.06.18
更新 
参考 三宅一生 公式サイト
https://www.isseymiyake.com/ja/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=CPS&gclid=Cj0KCQjwoaz3BRDnARIsAF1RfLcs2BRRS3OClBmw-nRcPnEOwHHNot5pikOL6BCaZRcF80KiKDt0fS0aAuO0EALw_wcB

ブログランキング・にほんブログ村へ