つれづれ美術手帖

アート関連のアウトプットブログです。

レーザーハープ

こんばんは、今日はレーザーハープについて、お話しします。


みなさんは「レーザーハープ」という楽器をご存じでしょうか?
どうやら、レーザーハープとは「平沢進」というミュージシャンが使っている特殊な楽器とのこと。

1週間ほど前、唐突にある生徒さんが、「平沢進さんのようなレーザーハープを使ったアート作品を作りたい」と言ってきました。
調べていくと結構面白いと思いはじめ、一緒に作ることにしてみました。
現在制作途中なのですが、活動内容がたまっていけば、たまにこのようにご紹介していきたいと思っています。
レーザーハープを使用したその生徒さんの作品はともかく置いておき、今回はそのレーザーハープについて、ご紹介しようと思います。


*概要*
意 味 レーザーポインターの光を遮ることで、音が鳴る楽器
年 代 1981年~
時 代 現代
分 類 音楽・シンセサイザー
始 祖 ベルナール・シャイネール(フランス)
特 徴 感覚シリンクス


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(写真)ベルナール・シャイネールのレーザーハープ
レーザーハープは、「レーザーの光を遮ること」をスイッチとする楽器で、音色は演奏者が自由に設定することができる、シンセサイザーです。

「そもそもシンセサイザーって何?」と、音楽素人の私は思ってしまうのですが、
シンセサイザーとは、様々な音を合成する楽器や音源のことだそうです。

「音を出す」というだけの用途であれば、PCや簡単な装置にスイッチを作って「押す」だけで事足ります。
しかし、レーザーハープはわざわざ、レーザーを出して手で遮るという、一見必要ない大げさな要素を取り入れているのです。
聴覚だけでなく視覚にも訴える楽器、という意味では、現代アートとも言える楽器ではないでしょうか?

レーザーハープの先駆者「ベルナール・シャイネール」

レーザーハープは、フランスのシンセサイザー奏者ベルナール・シャイネールが開発した楽器です。
シャイネールは視覚芸術と電子音楽に興味を持ち、それらを融合できないかと考えた結果、このような楽器が出来上がりました。

ベルナール・シャイネールが作ったレーザーハープ第一号機の名前は「syringe(シリンジ)」
英語では「注射・スポイト・洗浄」といった意味となり、少しよくわかりません。
ギリシャ語で「パイプ」という意味があるので、そちらの意味の方が正しいのかもしれません。



いかがだったでしょうか。
ちなみに、最初に紹介した「平沢進」は、日本でレーザーハープを有名にした人物でもあります。
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(写真)平沢進 変弦自在 ※持っているものはレーザーハープではありません…

平沢進氏は、レーザーハープの装置を使いオーケストラや自然の音など様々なサウンドを使って新しい世界観を表現しています。
教えてもらって知りましたが、なかなか映像的にも美しくかっこいいと思いました。よかったらyoutubeでも見られますので見てみてください。

内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

それでは、また明日

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投稿 2020.06.22
更新 
参考 YouTube 平沢進
https://www.youtube.com/playlist?list=RDEM841dqYnlXqLVP5OMZnY2-g&feature=share&playnext=1

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