つれづれ美術手帖

アート関連のアウトプットブログです。

葛飾北斎

こんばんは、今日は葛飾北斎について、お話しします。


*概要*
生没年 1760-1849
時 代 江戸時代後期
居住地 江戸 住所不特定
分 類 浮世絵
特 徴 卓越した描写力
代表作 富岳三十六景
題 材 名所絵・役者絵など
その他 化政文化を代表する絵師



葛飾北斎は、武蔵国葛飾郡本所(現在の隅田区のあたり)に生まれました。
鏡磨師の家に養子として出され、その後彫刻師のもとに弟子入りし、のちに絵師への道を志すようになったという人物です。


冨嶽三十六景シリーズ

f:id:fumi23art:20200623175254j:plain
(写真)冨嶽三十六景 凱風快晴(通称赤富士) 葛飾北斎 1831-1833年
冨嶽三十六景は、北斎晩年の代表作でもある名所浮世絵です。
三十六景とありますが、図案は四十六図あります。
富士山というひとつの対象にどのくらいの見かたがあり、どう変化を持たせられるのかに注目して作った作品。
これまでの庶民の生活の様子を描く浮世絵とは少し雰囲気の違うコンセプトです。

好奇心旺盛で勉強家

北斎は、非常に好奇心旺盛で勉強家な性格だったようで、浮世絵以外にも狩野派や中国絵画から画法を学んだとされています。
その様子は、勝手に学びに行くから弟子入り先の師匠から破門されたという逸話もあるほど。
また、「人物を書くには骨格を知らなければ真実とは成り得ない。」と言い、解剖学を学んだとも言われています。
北斎は、「天が私の命をあと10年・・・5年保ってくれたら、私は本当の絵描きになることができるだろう」と言って亡くなった、と言われています。

住所不特定

北斎は転居の多さも知られる人物です。
北斎は生涯で93回にもわたって転居をしたとされています。
理由は、絵を描くことのみに集中したいから、部屋が汚くなるたびに引っ越していたそうです。
93回でやめた理由については、以前住んでいた住居にもう一度引っ越してきた際、以前の散らかったままで片付いていなかったからだとか。
プロ意識から来るものなのかもしれませんが、大家さんの立場からすると、酷い話ですね・・・。





いかがだったでしょうか
内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

それでは、また明日

* * * * *
投稿 2020.06.23
更新 
参考 すみだ北斎美術館 北斎の生涯
https://hokusai-museum.jp/modules/Page/pages/view/402

ブログランキング・にほんブログ村へ