つれづれ美術手帖

アート関連のアウトプットブログです。

下村観山

こんばんは
今日は下村観山について、お話しようと思います。

*概要*
生没年  1873-1930年
時 代  明治 - 昭和初期
居住地  和歌山→東京
分 類  日本美術院
代表作  小倉山
特 徴  穏やかな色彩と線描
技 法  朦朧体
受影響  狩野芳崖・橋本雅邦



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(写真)小倉山 下村観山 1909年 157.0×333.5cm 横浜美術館

下村観山は和歌山県能楽師の3男として生まれました。
8歳のとき、一家で東京へ移住。父は篆刻師に、兄たちは彫刻家になりましたが、観山は絵の道に進みました。
観山は知人の藤島常興に絵を習い、常興は狩野芳崖の父の門徒であったため、芳崖や、芳崖の親友橋本雅邦に師事することとなりました。
10歳の頃には芳崖から絵の才能を認められ、名前を受けていたとか。

日本美術院時代

1889年に東京美術学校入学。
一期生として、横山大観菱田春草とともに天心に師事しました。
大観や春草とは違い、早くから絵師としての才能を発揮していた観山は、狩野派の筆法などを一通り習い直すのと同時に、やまと絵の研究にも励んだそう。

闍維

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闍維(じゃい) 下村観山 1898年 143.7×256.0㎝ 横浜美術館

釈迦が 荼毘だびに付される場面を描いたもの
フェノロサはこれの作品を見て
「外国と日本との古格を離れ、無限の力と創意とをもっていまだ抵触されたるなき画題を捉えた傑作」と評したそう。
ちなみに、右から2人目が観山だとか。
大観や春草とは違い、やまと絵のような華やかさがありますね。



いかがだったでしょうか

内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

今回は1日更新日を送らせてしまいました。すみません。
それでは、また来週

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投稿 2020.08.08
更新 
参考 下村観山展HP https://yokohama.art.museum/special/2013/kanzan/exhibition.html

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