つれづれ美術手帖

アート関連のアウトプットブログです。

鳥獣人物戯画

<サイト移転のお知らせ>

いつもご覧頂き、誠に有り難うございます

この度、本ブログを新しいサイトへ移転することになりました。当面はこのままにしておく予定ですが、移転作業完了後は削除予定ですので、引き続きご覧になりたい方は新しいサイトの方へブックマーク等をよろしくお願いします。

移転先の記事はこちら

https://keywart.net/

 

f:id:fumi23art:20200218165124j:image

 

*基本情報*

作 者 不明(複数人?)
時 代 1100〜1300年(平安時代末期〜鎌倉時代初期)

所 蔵 京都の高山寺
分 類 戯画(たわむれで描いた絵)
内 容 詳しいストーリーも不明

    日本最古の漫画と言われる

    「甲」「乙」「丙」「丁」の四巻構成

 

「戯画」とは、おかしみのある絵、または戯れ(たわむれ)に描かれた絵、という意味です。

現代のいたずら書き、のようなものですかね。

 

鳥獣人物戯画には、詞書(ことばがき)と呼ばれる、物語の説明文が書かれていないため、詳しい物語の内容はわかっていません。

しかし、当時の有名人(武士や僧侶など)を、動物になぞらえて面白おかしく描いたのではないか、と言われています。

 

鳥獣人物戯画が所蔵されている高山寺は、奈良時代に建設、1206年(鎌倉時代初期)に後鳥羽上皇の後ろ盾によって高山寺として再興したお寺です。

 

f:id:fumi23art:20200218164950j:image

 

高山寺は紅葉が有名ですが、甲で描かれている季節も、植物などから秋と推測されています。

鳥獣人物戯画は、このような景色の中で制作されたのでしょうか

 

f:id:fumi23art:20200218165102j:image

 

四巻構成の鳥獣人物戯画ですが、「甲」巻が有名で、乙・丙・丁と進むごとに画力が落ちていっているように感じます。笑

 

f:id:fumi23art:20200218164514j:image

 

 

平安時代といえば「鳴くよ鶯〜」と優雅なイメージがありますが、鳥獣人物戯画で描かれる動物たちはコミカルで可愛らしいですよね。

 

f:id:fumi23art:20200218164356j:image

 

いかがだったでしょうか

 

内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

 

* * * * *

投稿 2020.02.18

更新 2020.02.20

参考

wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/

世界遺産 栂尾山 高山寺 公式ホームページ https://kosanji.com/chojujinbutsugiga/