つれづれ美術手帖

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アニミズムと擬人化

こんばんは、今日はアニミズムと擬人化についてお話します。

(アニミズムについては、別ページで話していますのでそちらをご覧下さい)

 

*概要*

・擬人化とは…人間でないものを、人間の性質や特徴に擬えて表現する方法

・日本の擬人化の歴史はアニミズム的思考と深く関わる

 

擬人化は、世界中でなされていますが、特に日本の文化では、鳥獣人物戯画が最初だ、というようによく言われています。

 

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(写真)鳥獣人物戯画 作者不明 1100〜1300年(平安末期〜鎌倉初期)  高山寺
鳥獣人物戯画は、「動物」にも魂が宿る、というアニミズム的思考が読み取れる作品です。

動物が遊んでいる姿はまるで人間そのものですよね。

 

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(写真)百鬼夜行絵巻 伝土佐光信16世紀 真珠庵蔵 重要文化財

百鬼夜行絵巻には、様々な「もの」から生まれた妖怪が登場します。これは神ではありませんが、妖怪も日本のアニミズム的な考えから生まれた面白い文化ですね。

 

いかがだったでしょうか。

内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

 

それでは、また明日

 

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投稿 2020.03.27

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