見るだけでうっとり… 岩絵の具について
<サイト移転のお知らせ>
いつもご覧頂き、誠に有り難うございます
この度、本ブログを新しいサイトへ移転することになりました。当面はこのままにしておく予定ですが、移転作業完了後は削除予定ですので、引き続きご覧になりたい方は新しいサイトの方へブックマーク等をよろしくお願いします。
移転先の記事はこちら
「日本画の魅力」は岩絵の具、といっても過言ではないと思います。
(写真) PIGMENT TOKYO
2015年 東京に開館したPIGMENT TOKYO
この壁にずらっと置いてあるのが岩絵の具です。お洒落ですね。
*岩絵の具とは*
原材料 鉱石や石、貝殻など
特 徴 「荒さ」が選べる
焼くことができる
使い方 膠(にかわ)を混ぜて使用する
その他 日本画材料として知られている
原材料は鉱石・石・貝殻など様々ですが、その材料をすりつぶして細かくなったものが売られています。
孔雀石、ラピスラズリ、サンゴなどの宝石などもあって、画材屋に並んでいる絵の具を見るだけでうっとりしてしまいます。
材料に魅力があるぶん、岩絵の具は他の絵具と比べて高価です。
中でも青、緑青、赤は高く売られています。
「荒さ(目の細かさ)」が選べる
岩絵具は、一般的に5番~13番、白(びゃく)いう番号があります。
同じ顔料の絵具でも、数字が大きいほど粒子が細かく、細かい粒子になるほど白っぽくなります。
粒子表面の乱反射で白っぽく見えるそうです。
自分の好きな色を作れる
岩絵の具を焼くことで、酸化させて黒っぽくなります。
近代日本画家として有名な東山魁夷は、青い岩絵具(群青)を焼いて、深みのある青を作っていたそうです。
胡粉(ごふん)
「白」といえば胡粉、といっても過言ではないほど、胡粉は日本画には欠かせない絵具です。
独特な風合いの「白」が表現できます。
原料は、昔はハマグリが主流でしたが、今は流通が難しいことから、牡蠣や帆立の殻などからも作られています。
ハマグリのほうが白く美しいらしく、胡粉の中でも質の良いものに入っているのだとか。
水干絵具
天然の土と白土(ねんど)や胡粉を染料で色付けしたものがあります。
伸びが良くてぼてっとした質感になります
土なのもあり、他の岩絵具よりも安いです。
いかがだったでしょうか。
内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください。
* * * * *
投稿 2020.02.24
更新
参考