つれづれ美術手帖

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廃仏毀釈とお雇い外国人

こんばんは、今日は昨日紹介した廃仏毀釈で、日本美術を保護したお雇い外国人についてご紹介します。

 

エドワード・シルヴェスター・モース*

出身国 アメリ

職 業 動物学者

収集品 陶磁器

所持数 4000点以上

その他 大森貝塚の発見で知られる


モースは、大森貝塚の発見で知られていますが、日本の美術品に高い価値を見いだし、講演会を開くなどしてその素晴らしさをアメリカで伝えました。

その活動は、何人かのコレクターをアメリカから日本へ呼び込むこととなり、フェノロサもその一人です。

 


*アーネスト・フェノロサ

出身国 アメリ

職 業 哲学・政治学

収集品 屏風・襖絵など

所持数 約20000点

 

フェノロサは、哲学・政治学の学者として来日しましたが、もともと美術に関心があったことや、岡倉天心との出会いなどから、日本に来てから美術に深い関心を寄せるようになりました。
廃仏毀釈で日本寺院が破壊されていることに大きな衝撃を受け、全国の社寺を回り美術品の保護に勤めました。
彼自身の給料でも、多くの美術品を買い、多くの美術品を保護しました。

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(写真)平治物語絵巻 三条殿焼討の巻 ボストン美術館


*ウィリアム・スタージス・ビゲロー*

出身国 アメリ

職 業 医師

収集品 仏画中心

所持数 50000点

 


ビゲローはフェノロサの友人で、アメリカの医師でした。モースの講演を聞いたことがきっかけとなり、日本に興味を持ち、フェノロサとともに日本の美術品を収集しました。

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(写真)平安仏画 大威徳明 ボストン美術館
こちらは日本にあれば国宝だとされる作品です

 

 

いかがだったでしょうか

内容の認識違い等ありましたら、ぜひコメント等で教えてください

 

それでは、また明日

 

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投稿 2020.04.07

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